ごあいさつ

和田 豊

◆第10回大会開催に寄せて 

今年度も関係者の皆様、選手ならびに保護者の皆様のご理解、ご協力のもとで本大会を開催できることになりました。皆様方には心より御礼申し上げます。 

 

十年ひと昔、と申しますが、2016年に野球人としての私の原点と言える松戸、我孫子においてこの大会が発足し、今回で早くも10回目を数えます。その間に、本大会出場者の中から、甲子園大会に出場したりプロ野球の道に進む選手が出てきてくれるようになったことは、誠にうれしい限りです。 

 

しかしながら、近年は少子化などによる子どもたちの野球人口の減少や「野球離れ」が叫ばれて久しく、本大会においても避けられない現実として、参加チーム数や選手の減少に直面しています。そんな背景もある中で、阪神タイガースは今年、おかげさまで2年ぶりのリーグ優勝を果たすことができましたが、一方で今年から野球振興部という部署を新設し、野球のすそ野を広げるべく、アカデミーや女子野球など、未来を考えた様々な活動に力を入れています。そして少しでも多くの子どもたちに野球の楽しさやスポーツの喜びを知ってもらい、未来につなげていきたいという思いは、この大会も同じです。今後もこの大会が第20回、30回と続き、より多くの少年少女たちの笑顔であふれるものになっていくことを願ってやみません。これからもよろしくお願いいたします。 


和田 豊